本書には,50~20MHzの広レンジで,かつ1Hzの小ステップで周波数がピタッ!と決まる夢の発振器「ダイレクト周波数シンセサイザ基板」が付いています.この発振器は,水晶振動子レベルの高い周波数精度と安定度も備えています.高性能な新しい発振器の誕生によって,高精度な計測器や受信機が簡単に作れる時代に入りました. 付属基板には,DDS(Direct Digital Synthesizer)と呼ばれる波形発生IC(AD9834)やファームウェア書き込み済みのUSBマイコン(PIC18F14K50)が実装されており,パソコンに接続するだけで,すぐに使い始めることができます.同時発売の拡張基板(アッテネータ基板,ログ・アンプ基板,LCD付きベース基板)と組み合わせると,スカラ・ネットワーク・アナライザやインピーダンス・アナライザなど,高嶺の花だったハイエンドな測定器を自作することもできます.